From 88ba6cfe220216f371f8756921059fac51a21262 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: nsfisis Date: Fri, 23 Dec 2022 23:27:09 +0900 Subject: AsciiDoc to DocBook --- .../phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.adoc | 157 --------------------- .../phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.xml | 121 ++++++++++++++++ 2 files changed, 121 insertions(+), 157 deletions(-) delete mode 100644 content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.adoc create mode 100644 content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.xml (limited to 'content/posts/2022-10-23') diff --git a/content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.adoc b/content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.adoc deleted file mode 100644 index d9be116..0000000 --- a/content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.adoc +++ /dev/null @@ -1,157 +0,0 @@ -= PHPerKaigi 2023: ボツになったトークン問題 その 1 -:tags: php, phperkaigi -:description: 来年の PHPerKaigi 2023 でデジタルサーカス株式会社から出題予定のトークン問題のうち、 \ - ボツになった問題を公開する (その 1)。 -:revision-1: 2022-10-23 公開 - -== はじめに - -2023 年 3 月 23 日から 25 日にかけて開催予定 (記事執筆時点) -の、 https://phperkaigi.jp/2023/[PHPerKaigi 2023] -において、昨年と同様に、弊社 https://www.dgcircus.com/[デジタルサーカス株式会社] -から、トークン問題を出題予定である。 - -昨年のトークン問題の記事はこちら: -link:/posts/2022-04-09/phperkaigi-2022-tokens[PHPerKaigi 2022 -トークン問題の解説] - -すでに 2023 -年用の問題は作成済みであるが、その制作過程の中でいくつかボツ問ができた。せっかくなので、PHPerKaigi -開催を待つ間に紹介しようと思う。 - -10 月から 2 月まで、毎月 1 記事ずつ公開していく予定 (忘れていなければ)。 - -== 問題 - -注意: これはボツ問なので、得られたトークンを PHPerKaigi -で入力してもポイントにはならない。 - -[source,php] ----- - ABC ----- - -[source,php] ----- -preg_match('/(\x23.+?) /', $s, $m); -$t = $m[1] ?? ''; ----- - -正規表現でマッチングしている。`\x23` は `\#` -と同じであることに留意すると、この正規表現は「`#` から始まる 2 -以上の長さ (含 `#`) -の文字列で、最初に現れるスペースまで」にマッチする。つまりこれは、PHPerKaigi -におけるトークンである。 - -なお、`\#` を直接書いていないのは、`/#.+?) /` と書くと、`#.+?)` -という意図せぬトークンが登録されてしまうからである。 - -[source,php] ----- -if (md5($t) === '056e831a4146bf123e8ea16613303d2e') { - echo "Token: {$t}\n"; -} else { - echo "Failed.\n"; -} ----- - -最後にトークンのハッシュ値を見て、想定解かどうかを確認する。 - -== おわりに - -円周率を何桁も計算して ASCII -コード経由で文字列化すれば、トークンっぽいものがどこかで出てくるのではないか、と考えて生まれた作品。 - -最初は真面目に円周率の計算プログラムを組んでいたのだが、いざ動かしてみるとやけに浅いところにあったので驚いた -(ちなみに、それでも `M_PI` や `pi()` -では精度が足りない)。見つけたときは狂喜したものの、冷静になってみると大して面白くなかったのでボツになった。むしろ、100 -万桁目くらいに埋まっていてくれたほうがよかったかもしれない。 diff --git a/content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.xml b/content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.xml new file mode 100644 index 0000000..760582d --- /dev/null +++ b/content/posts/2022-10-23/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-1.xml @@ -0,0 +1,121 @@ + +
+ + PHPerKaigi 2023: ボツになったトークン問題 その 1 + + 来年の PHPerKaigi 2023 でデジタルサーカス株式会社から出題予定のトークン問題のうち、ボツになった問題を公開する (その 1)。 + + + php + phperkaigi + + + + 2022-10-23 + 公開 + + + +
+ はじめに + 2023 年 3 月 23 日から 25 日にかけて開催予定 (記事執筆時点) + の、 PHPerKaigi 2023 + において、昨年と同様に、弊社 デジタルサーカス株式会社 + から、トークン問題を出題予定である。 + 昨年のトークン問題の記事はこちら: + PHPerKaigi 2022 + トークン問題の解説 +すでに 2023 +年用の問題は作成済みであるが、その制作過程の中でいくつかボツ問ができた。せっかくなので、PHPerKaigi +開催を待つ間に紹介しようと思う。 +10 月から 2 月まで、毎月 1 記事ずつ公開していく予定 (忘れていなければ)。 +
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+ 問題 + 注意: これはボツ問なので、得られたトークンを PHPerKaigi + で入力してもポイントにはならない。 +<?php + +$π = $argv[1] ?? null; +if ($π === null) { +exit('No input.'); +} +$π = trim($π); +if (!is_numeric($π)) { +exit('Invalid input.'); +} + +$s = implode(array_map(chr(...), str_split($π, 2))); + +preg_match('/(\x23.+?) /', $s, $m); +$t = $m[1] ?? ''; + +if (md5($t) === '056e831a4146bf123e8ea16613303d2e') { +echo "Token: {$t}\n"; +} else { +echo "Failed.\n"; +} +
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+ トークン入手方法 + ソースを見るとわかるとおり、$argv[1] を参照している。それを + なる変数に代入しているので、円周率を渡してみる。 + $ php Q.php 3.14 + Failed. +失敗してしまった。精度を上げてみる。 +$ php Q.php 3.1415 +Failed. +だめだった。これを成功するまで繰り返す。 +最初にトークンが得られるのは、小数点以下 16 +桁目まで入力したときで、こうなる。 +$ php Q.php 3.1415926535897932 +Token: #YO +めでたくトークン「#YO」が手に入った。 +
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+ 解説 + 短いので頭から追っていく。 + $π = $argv[1] ?? null; + if ($π === null) { + exit('No input.'); + } + $π = trim($π); + if (!is_numeric($π)) { + exit('Invalid input.'); + } +入力のバリデーション部分。数値のみ受け付ける。 +$s = implode(array_map(chr(...), str_split($π, 2))); + を 2 文字ごとに区切り (str_split)、数値を ASCII +コードと見做して文字に変換 (chr) して結合 (implode) している。 +例えば、'656667' だったとすると、656667 に対応した +'A''B''C' へと変換され、'ABC' になる。 +$π = '656667'; +$s = implode(array_map(chr(...), str_split($π, 2))); +echo $s; +// => ABC +preg_match('/(\x23.+?) /', $s, $m); +$t = $m[1] ?? ''; +正規表現でマッチングしている。\x23# + と同じであることに留意すると、この正規表現は「# から始まる 2 + 以上の長さ (含 #) + の文字列で、最初に現れるスペースまで」にマッチする。つまりこれは、PHPerKaigi + におけるトークンである。 +なお、# を直接書いていないのは、/#.+?) / と書くと、#.+?) + という意図せぬトークンが登録されてしまうからである。 +if (md5($t) === '056e831a4146bf123e8ea16613303d2e') { +echo "Token: {$t}\n"; +} else { +echo "Failed.\n"; +} +最後にトークンのハッシュ値を見て、想定解かどうかを確認する。 +
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+ おわりに + 円周率を何桁も計算して ASCII + コード経由で文字列化すれば、トークンっぽいものがどこかで出てくるのではないか、と考えて生まれた作品。 +最初は真面目に円周率の計算プログラムを組んでいたのだが、いざ動かしてみるとやけに浅いところにあったので驚いた +(ちなみに、それでも M_PIpi() +では精度が足りない)。見つけたときは狂喜したものの、冷静になってみると大して面白くなかったのでボツになった。むしろ、100 +万桁目くらいに埋まっていてくれたほうがよかったかもしれない。 +
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