From 7f15e0b8277ac8b101b4f71ce57c1c5442927141 Mon Sep 17 00:00:00 2001
From: nsfisis
- この記事は Qiita から移植してきたものです。 元 URL:https://qiita.com/nsfisis/items/5d733703afcb35bbf399
+ この記事は Qiita から移植してきたものです。 元 URL: https://qiita.com/nsfisis/items/5d733703afcb35bbf399
本記事は Python 3.7.6 の動作結果を元にして書かれている。
- +Python でクロージャを作ろうと、次のようなコードを書いた。
- +def f():
x = 0
def g():
@@ -80,21 +80,21 @@ x += 1
g()
f()
-
+
- 関数gから 関数fのスコープ内で定義された変数xを参照し、それに 1 を足そうとしている。 これを実行するとx += 1の箇所でエラーが発生する。
+ 関数 g から 関数 f のスコープ内で定義された変数 x を参照し、それに 1 を足そうとしている。 これを実行すると x += 1 の箇所でエラーが発生する。
- +UnboundLocalError: local variable `x' referenced before assignment
- local変数xが代入前に参照された、とある。これは、fのxを参照するのではなく、新しく別の変数をg内に作ってしまっているため。 前述のコードを宣言と代入を便宜上分けて書き直すと次のようになる。varを変数宣言のための構文として擬似的に利用している。
+ local変数 x が代入前に参照された、とある。これは、f の x を参照するのではなく、新しく別の変数を g 内に作ってしまっているため。 前述のコードを宣言と代入を便宜上分けて書き直すと次のようになる。var を変数宣言のための構文として擬似的に利用している。
# 注: var は正しい Python の文法ではない。上記参照のこと
def f():
var x # f の local変数 'x' を宣言
@@ -105,20 +105,20 @@ var x # g の local変数 'x' を宣
x += 1 # x に 1 を加算 (x = x + 1 の糖衣構文)
# 加算する前の値を参照しようとするが、まだ代入されていないためエラー
g()
-
+
当初の意図を表現するには、次のように書けばよい。
- +def f():
x = 0
def g():
nonlocal x ## (*)
x += 1
g()
-
+
- (*)のように、nonlocalを追加する。これにより一つ外側のスコープ (gの一つ外側 =f) で定義されているxを探しに行くようになる。
+ (*) のように、nonlocal を追加する。これにより一つ外側のスコープ (g の一つ外側 = f) で定義されている x を探しに行くようになる。