From d30dfc89bf1b673b2fdc0638766b930adaec228c Mon Sep 17 00:00:00 2001
From: nsfisis
def f():
- x = 0
- def g():
- x += 1
- g()
-
-f()
+ def f():
+ x = 0
+ def g():
+ x += 1
+ g()
+
+f()
+
関数 g から 関数 f のスコープ内で定義された変数 x を参照し、それに 1 を足そうとしている。 これを実行すると x += 1 の箇所でエラーが発生する。
@@ -100,27 +101,31 @@ f()
local変数 x が代入前に参照された、とある。これは、f の x を参照するのではなく、新しく別の変数を g 内に作ってしまっているため。前述のコードを宣言と代入を便宜上分けて書き直すと次のようになる。var を変数宣言のための構文として擬似的に利用している。
# 注: var は正しい Python の文法ではない。上記参照のこと
-def f():
- var x # f の local変数 'x' を宣言
- x = 0 # x に 0 を代入
- def g(): # f の内部関数 g を定義
- var x # g の local変数 'x' を宣言
- # たまたま f にも同じ名前の変数があるが、それとは別の変数
- x += 1 # x に 1 を加算 (x = x + 1 の糖衣構文)
- # 加算する前の値を参照しようとするが、まだ代入されていないためエラー
- g()
+ # 注: var は正しい Python の文法ではない。上記参照のこと
+def f():
+ var x # f の local変数 'x' を宣言
+ x = 0 # x に 0 を代入
+ def g(): # f の内部関数 g を定義
+ var x # g の local変数 'x' を宣言
+ # たまたま f にも同じ名前の変数があるが、それとは別の変数
+ x += 1 # x に 1 を加算 (x = x + 1 の糖衣構文)
+ # 加算する前の値を参照しようとするが、まだ代入されていないためエラー
+ g()
+ 当初の意図を表現するには、次のように書けばよい。
-def f():
- x = 0
- def g():
- nonlocal x ## (*)
- x += 1
- g()
+ def f():
+ x = 0
+ def g():
+ nonlocal x ## (*)
+ x += 1
+ g()
+
(*) のように、nonlocal を追加する。これにより一つ外側のスコープ (g の一つ外側 = f) で定義されている x を探しに行くようになる。
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