From 13b159c6dd499b5c67a110e02780d9e741f0ecdb Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: nsfisis Date: Mon, 24 Feb 2025 06:27:07 +0900 Subject: feat(blog/nuldoc): do not insert whitespace to linebreaks between Japanese sentences --- .../phperkaigi-2023-unused-token-quiz-3/index.html | 40 +++++++++++----------- 1 file changed, 20 insertions(+), 20 deletions(-) (limited to 'vhosts/blog/public/posts/2023-01-10/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-3') diff --git a/vhosts/blog/public/posts/2023-01-10/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-3/index.html b/vhosts/blog/public/posts/2023-01-10/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-3/index.html index dd0a5d39..38e6a3f6 100644 --- a/vhosts/blog/public/posts/2023-01-10/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-3/index.html +++ b/vhosts/blog/public/posts/2023-01-10/phperkaigi-2023-unused-token-quiz-3/index.html @@ -64,7 +64,7 @@

はじめに

- 2023 年 3 月 23 日から 25 日にかけて開催予定 (記事執筆時点) の PHPerKaigi 2023 において、 昨年と同様に、弊社 デジタルサーカス株式会社 からトークン問題を出題予定である。 + 2023 年 3 月 23 日から 25 日にかけて開催予定 (記事執筆時点) の PHPerKaigi 2023 において、昨年と同様に、弊社 デジタルサーカス株式会社 からトークン問題を出題予定である。

@@ -72,11 +72,11 @@

- すでに 2023 年用の問題は作成済みであるが、その制作過程の中でいくつかボツ問ができた。 せっかくなので、PHPerKaigi 開催を待つ間に紹介しようと思う。 + すでに 2023 年用の問題は作成済みであるが、その制作過程の中でいくつかボツ問ができた。せっかくなので、PHPerKaigi 開催を待つ間に紹介しようと思う。

- 10 月から 2 月まで、毎月 1 記事ずつ公開していく予定 (忘れていなければ → 忘れていたので 12 月公開予定だった記事を今書いている)。 + 10 月から 2 月まで、毎月 1 記事ずつ公開していく予定 (忘れていなければ → 忘れていたので 12 月公開予定だった記事を今書いている)。

- このうち 1つ目のケースは、 finally 節の中でエラーを投げると PHP 処理系が勝手に $previous を設定してくれる。 + このうち 1つ目のケースは、 finally 節の中でエラーを投げると PHP 処理系が勝手に $previous を設定してくれる。

<?php
@@ -263,7 +263,7 @@
 }

- この知識を元に、トークンの出力部を解析してみる。 + この知識を元に、トークンの出力部を解析してみる。

@@ -284,21 +284,21 @@ }

- 出力をおこなう catch 節を見てみると、 Throwable::getPrevious() を呼び出してエラーチェインを辿り、 Throwable::getLine() でエラーが発生した行数を取得している。その行数に 23 なるマジックナンバーを足し、フォーマット指定子 %c で出力している。 + 出力をおこなう catch 節を見てみると、 Throwable::getPrevious() を呼び出してエラーチェインを辿り、 Throwable::getLine() でエラーが発生した行数を取得している。その行数に 23 なるマジックナンバーを足し、フォーマット指定子 %c で出力している。

- フォーマット指定子 %c は、整数を ASCII コード と見做して印字する。トークン #base64_decode('SGVsbG8sIFdvcmxkIQ==')b であれば、ASCII コード 98 なので、75 行目で発生したエラー、 + フォーマット指定子 %c は、整数を ASCII コード と見做して印字する。トークン #base64_decode('SGVsbG8sIFdvcmxkIQ==')b であれば、ASCII コード 98 なので、75 行目で発生したエラー、

1, 20 => 0 / 0,

- によって表現されている。エラーを起こす方法はいろいろと考えられるが、今回はゼロ除算を使った。 + によって表現されている。エラーを起こす方法はいろいろと考えられるが、今回はゼロ除算を使った。

- それでは、エラーチェインを作る箇所、関数 f() を見ていく。 + それでは、エラーチェインを作る箇所、関数 f() を見ていく。

@@ -330,7 +330,7 @@ }

- 前述のように、 finally 節でエラーを投げると PHP 処理系が $previous を設定する。ここでは、エラーを繋げるために f() を再帰呼び出ししている。最初に f() を呼び出している箇所を確認すると、 + 前述のように、 finally 節でエラーを投げると PHP 処理系が $previous を設定する。ここでは、エラーを繋げるために f() を再帰呼び出ししている。最初に f() を呼び出している箇所を確認すると、

<?php
@@ -342,7 +342,7 @@
 }

- f() には 111 / 337 が渡されることがわかる。そこから 1 ずつ減らして再帰呼び出ししていき、0 より小さくなったら f() を引数なしで呼び出す。引数の数が足りないと呼び出しに失敗するので、再帰はここで止まる。 + f() には 111 / 337 が渡されることがわかる。そこから 1 ずつ減らして再帰呼び出ししていき、0 より小さくなったら f() を引数なしで呼び出す。引数の数が足りないと呼び出しに失敗するので、再帰はここで止まる。

@@ -372,11 +372,11 @@

- となっている。出力の際は catch したエラーの getPrevious() から処理を始めるので、1 番目の f() によるエラーは無視され、 f(0) によるエラー、 f(1) によるエラー、 f(2) によるエラー、と出力が進む。 + となっている。出力の際は catch したエラーの getPrevious() から処理を始めるので、1 番目の f() によるエラーは無視され、 f(0) によるエラー、 f(1) によるエラー、 f(2) によるエラー、と出力が進む。

- f()0 を渡したときは 12 行目にある match0 でゼロ除算が起こるので、行数が 12 となったエラーが投げられる。出力部ではこれに 23 を足した数を ASCII コードとして表示しているのだった。 12 + 2335、ASCII コードでは # である。これがトークンの 1文字目にあたる。 + f()0 を渡したときは 12 行目にある match0 でゼロ除算が起こるので、行数が 12 となったエラーが投げられる。出力部ではこれに 23 を足した数を ASCII コードとして表示しているのだった。 12 + 2335、ASCII コードでは # である。これがトークンの 1文字目にあたる。

@@ -384,7 +384,7 @@

おわりに

- 「行数」というのはトークン文字列をデコードする対象として優れている。 + 「行数」というのはトークン文字列をデコードする対象として優れている。

- しかし、こういった「変な」プログラムを何度も読んだり書いたりしていると、 __LINE__ を使うのはあまりにありきたりで退屈になる。では、他に行数を取得する手段はないか。こうして Throwable を思いつき、続けてエラーオブジェクトには $previous があることを思い出した。 + しかし、こういった「変な」プログラムを何度も読んだり書いたりしていると、 __LINE__ を使うのはあまりにありきたりで退屈になる。では、他に行数を取得する手段はないか。こうして Throwable を思いつき、続けてエラーオブジェクトには $previous があることを思い出した。

- 今回エラーを投げるのにゼロ除算を用いたのは、それがエラーを投げる最も短いコードだと考えたからである。もし 3バイト未満で Throwable なオブジェクトを投げる手段をご存じのかたがいらっしゃれば、ぜひご教示いただきたい。……と締める予定だったのだが、0/0 のところを存在しない定数にすれば、簡単に 1バイトを達成できた。ゼロ除算している箇所はちょうど 26 箇所あるので、アルファベットにでもしておけば意味ありげで良かったかもしれない。 + 今回エラーを投げるのにゼロ除算を用いたのは、それがエラーを投げる最も短いコードだと考えたからである。もし 3バイト未満で Throwable なオブジェクトを投げる手段をご存じのかたがいらっしゃれば、ぜひご教示いただきたい。……と締める予定だったのだが、0/0 のところを存在しない定数にすれば、簡単に 1バイトを達成できた。ゼロ除算している箇所はちょうど 26 箇所あるので、アルファベットにでもしておけば意味ありげで良かったかもしれない。

-- cgit v1.2.3-70-g09d2