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更新履歴

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  1. - : デジタルサーカス株式会社の社内記事として公開 -
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  3. - : ブログ記事として一般公開 -
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- NOTE -
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- この記事は、2021-06-30 に デジタルサーカス株式会社 の社内 Qiita Team に公開された記事をベースに、加筆修正して一般公開したものです。 -

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はじめに

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- データ記述言語の一つ YAML には 1.0、1.1、1.2 のバージョンがある。これらのうち、1.1 と 1.2 の間には無視できない非互換の変更が多く、1.2 に対応していないライブラリもある (Ruby 同梱の yaml など)。この記事では、YAML 1.1 と YAML 1.2 の主な破壊的変更を紹介する (影響範囲が広いものを抜粋しており、すべての非互換を網羅してはいない)。 -

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- 参照した仕様書はこちら: https://yaml.org/spec/1.2.2/ext/changes/ -

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主な破壊的変更

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Boolean としてパースされるトークンが true / false とその亜種のみに

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- この変更の影響が最も大きいと思われる。YAML 1.1 では、boolean 値のリテラルとして truefalse のほか yesnoynonoff、それらの大文字バージョンなどが認められていた。YAML 1.2 では、truefalse、それらの大文字バージョン (TrueTRUEFalseFALSE) のみが boolean としてパースされるようになった。 -

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八進数リテラルには 0o が必須に

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- C 言語などでは、0 から始まる数字の列を八進数としてパースする。YAML 1.1 もこれに準じていたが、1.2 からは 0o のプレフィクスが必須となった (“o” は “octal” の “o”)。プログラミング言語では、Python や Haskell、Swift、Rust などがこの記法を採用している。 -

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<< によるマージが不可能に

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- YAML 1.1 では、<< という文字列をキーに指定することで、マップをマージすることができた。 -

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x: &base
-  a: 123
-# => { "x": { "a": 123 } }
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-y:
-  <<: *base
-  b: 456
-# => { "y": { "a": 123, "b": 456 } }
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- 1.2 からはこれができなくなる。 -

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数字を _ で区切るのが禁止に

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- 12345671_234_567 と書けなくなった。 -

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おわりに

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- 全体的に、There’s more than one way to do it. から There should be one - and preferably only one - obvious way to do it. へ移行しているように思われる。データ記述言語としては望ましい方向性ではないかと感じる。 -

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