--- title: "[Python] クロージャとUnboundLocalError: local variable 'x' referenced before assignment" date: 2021-10-02T09:32:37+09:00 draft: false tags: ["python", "python3"] --- この記事は Qiita から移植してきたものです。 元 URL: https://qiita.com/nsfisis/items/5d733703afcb35bbf399 ----------------------------------- 本記事は Python 3.7.6 の動作結果を元にして書かれている。 Python でクロージャを作ろうと、次のようなコードを書いた。 ```python def f(): x = 0 def g(): x += 1 g() f() ``` 関数 `g` から 関数 `f` のスコープ内で定義された変数 `x` を参照し、それに 1 を足そうとしている。 これを実行すると `x += 1` の箇所でエラーが発生する。 > UnboundLocalError: local variable 'x' referenced before assignment local変数 `x` が代入前に参照された、とある。これは、`f` の `x` を参照するのではなく、新しく別の変数を `g` 内に作ってしまっているため。 前述のコードを宣言と代入を便宜上分けて書き直すと次のようになる。`var` を変数宣言のための構文として擬似的に利用している。 ```python # 注: var は正しい Python の文法ではない。上記参照のこと def f(): var x # f の local変数 'x' を宣言 x = 0 # x に 0 を代入 def g(): # f の内部関数 g を定義 var x # g の local変数 'x' を宣言 # たまたま f にも同じ名前の変数があるが、それとは別の変数 x += 1 # x に 1 を加算 (x = x + 1 の糖衣構文) # 加算する前の値を参照しようとするが、まだ代入されていないためエラー g() ``` 当初の意図を表現するには、次のように書けばよい。 ```python def f(): x = 0 def g(): nonlocal x ## (*) x += 1 g() ``` `(*)` のように、`nonlocal` を追加する。これにより一つ外側のスコープ (`g` の一つ外側 = `f`) で定義されている `x` を探しに行くようになる。