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authornsfisis <nsfisis@gmail.com>2022-11-19 14:23:32 +0900
committernsfisis <nsfisis@gmail.com>2022-11-19 14:25:59 +0900
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+= PHP カンファレンス沖縄で出題されたコードゴルフの問題を解いてみた
+:tags: conference, php, phpcon
+:description: PHP カンファレンス沖縄の懇親会 LT で出題されたコードゴルフの問題を解いてみた。
+:revision-1: 2022-08-27 公開
+
+== はじめに
+
+本日 https://phpcon.okinawa.jp/[PHP カンファレンス沖縄 2022]
+が開催された (らしい)。
+
+カンファレンスには参加できなかったものの、懇親会の LT
+で出題されたコードゴルフの問題が Twitter に流れてきたので、解いてみた。
+
+ツイート: https://twitter.com/m3m0r7/status/1563397620231712772 +
+スライド:
+https://speakerdeck.com/memory1994/php-conference-okinawa-2022-extra?slide=3
+
+== 解
+
+細かいレギュレーションは不明だったので、勝手に定めた。
+
+* コマンドライン引数の第1引数で受けとる
+* 結果は標準出力に出す
+* コンマの直後にはスペースを1つ置く
+* 末尾コンマは禁止
+* 数字でないものは入ってこないものとする
+* 負数は入ってこないものとする
+
+書いたものがこちら:
+
+[source,php]
+----
+[<?php $n=$argv[1];foreach([1e4,5e3,2e3,1e3,500,100,50,10,5,1]as$x)for(;$n>=$x;$n-=$x)$r[]=$x;echo implode(', ',$r??[]);?>]
+----
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+しめて 123 バイトとなった (末尾改行を含めずにカウント)。
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+こちらは改行とスペースを追加したバージョン:
+
+[source,php]
+----
+[<?php
+
+$n = $argv[1];
+foreach ([1e4, 5e3, 2e3, 1e3, 500, 100, 50, 10, 5, 1] as $x)
+ for (; $n >= $x; $n -= $x)
+ $r[] = $x;
+echo implode(', ', $r ?? []);
+
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+----
+
+== 使用したテクニック
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+=== 指数表記
+
+割と多くの言語のゴルフで使えるテクニック。`e`
+を用いた指数表記で、大きな数を短く表す。このコードでは
+`10000`、`5000`、`2000`、`1000` を指数表記している。
+
+=== foreach や for の中身を1つの文に
+
+`foreach`、`for`、`if` などの後ろには、通常 `{`
+を続けて複数の文を連ねるが、中身の文を1つにしてしまえば、`{` と `}`
+を省略できる。C言語などでも使える。
+
+=== $r に初期値を入れない
+
+PHP では、`$r[] = ...`
+のような配列の末尾に追加する式を実行したとき、`$r` が未定義だった場合は
+`$r`
+を勝手に定義して空の配列で初期化してくれる。これを利用すると、`$r = [];`
+のような初期化が不要になる。
+
+ただし、プログラムに 0 が渡されるとループを一度も回らないので、`$r`
+が未定義になってしまい、`implode()`
+に渡すところでエラーになる。それを防ぐために `$r ?? []` を使っている。
+
+もし 0 が渡されたケースを無視するなら、これが不要になるので 4
+バイト縮む。
+
+=== PHP タグの外に文字列を置く
+
+PHP では、`<?php` `?>`
+で囲われた部分の外側にある文字列は、そのまま出力される。今回のケースでは、先頭と末尾に必ず
+`[` と `]` を出力するので、そのまま書いてやればよい。
+
+== おわりに
+
+最後になりましたが、https://twitter.com/m3m0r7[めもりー]
+さん、楽しい問題をありがとうございました。
diff --git a/content/posts/2022-08-27/php-conference-okinawa-code-golf.md b/content/posts/2022-08-27/php-conference-okinawa-code-golf.md
deleted file mode 100644
index 6042b65..0000000
--- a/content/posts/2022-08-27/php-conference-okinawa-code-golf.md
+++ /dev/null
@@ -1,79 +0,0 @@
----
-title: "PHP カンファレンス沖縄で出題されたコードゴルフの問題を解いてみた"
-date: 2022-08-27T18:55:28+09:00
-tags: ["conference", "php", "phpcon"]
-summary: |
- PHP カンファレンス沖縄の懇親会 LT で出題されたコードゴルフの問題を解いてみた。
-changelog:
- 2022-08-27: 公開
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-
-# はじめに
-
-本日 [PHP カンファレンス沖縄 2022](https://phpcon.okinawa.jp/) が開催された (らしい)。
-
-カンファレンスには参加できなかったものの、懇親会の LT で出題されたコードゴルフの問題が Twitter に流れてきたので、解いてみた。
-
-ツイート: https://twitter.com/m3m0r7/status/1563397620231712772 \
-スライド: https://speakerdeck.com/memory1994/php-conference-okinawa-2022-extra?slide=3
-
-
-# 解
-
-細かいレギュレーションは不明だったので、勝手に定めた。
-
-* コマンドライン引数の第1引数で受けとる
-* 結果は標準出力に出す
-* コンマの直後にはスペースを1つ置く
-* 末尾コンマは禁止
-* 数字でないものは入ってこないものとする
-* 負数は入ってこないものとする
-
-書いたものがこちら:
-
-```php
-[<?php $n=$argv[1];foreach([1e4,5e3,2e3,1e3,500,100,50,10,5,1]as$x)for(;$n>=$x;$n-=$x)$r[]=$x;echo implode(', ',$r??[]);?>]
-```
-
-しめて 123 バイトとなった (末尾改行を含めずにカウント)。
-
-こちらは改行とスペースを追加したバージョン:
-
-```php
-[<?php
-
-$n = $argv[1];
-foreach ([1e4, 5e3, 2e3, 1e3, 500, 100, 50, 10, 5, 1] as $x)
- for (; $n >= $x; $n -= $x)
- $r[] = $x;
-echo implode(', ', $r ?? []);
-
-?>]
-```
-
-# 使用したテクニック
-
-## 指数表記
-
-割と多くの言語のゴルフで使えるテクニック。`e` を用いた指数表記で、大きな数を短く表す。このコードでは `10000`、`5000`、`2000`、`1000` を指数表記している。
-
-## foreach や for の中身を1つの文に
-
-`foreach`、`for`、`if` などの後ろには、通常 `{` を続けて複数の文を連ねるが、中身の文を1つにしてしまえば、`{` と `}` を省略できる。C言語などでも使える。
-
-## $r に初期値を入れない
-
-PHP では、`$r[] = ...` のような配列の末尾に追加する式を実行したとき、`$r` が未定義だった場合は `$r` を勝手に定義して空の配列で初期化してくれる。これを利用すると、`$r = [];` のような初期化が不要になる。
-
-ただし、プログラムに 0 が渡されるとループを一度も回らないので、`$r` が未定義になってしまい、`implode()` に渡すところでエラーになる。それを防ぐために `$r ?? []` を使っている。
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-もし 0 が渡されたケースを無視するなら、これが不要になるので 4 バイト縮む。
-
-## PHP タグの外に文字列を置く
-
-PHP では、`<?php` `?>` で囲われた部分の外側にある文字列は、そのまま出力される。今回のケースでは、先頭と末尾に必ず `[` と `]` を出力するので、そのまま書いてやればよい。
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-
-# おわりに
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-最後になりましたが、[めもりー](https://twitter.com/m3m0r7) さん、楽しい問題をありがとうございました。